サツマイモクイズ
問題 1 / 5
サツマイモの原産地はどこでしょうか?
解説:
サツマイモの原産地は中南米(メキシコ南部からペルー)とされています。コロンブスのアメリカ大陸発見後にヨーロッパに伝わり、その後アジアにも広がりました。日本には1600年代初頭に中国経由で琉球(現在の沖縄)に伝来し、そこから「薩摩」(現在の鹿児島県)を経て全国に広まったことから「薩摩芋(サツマイモ)」と呼ばれるようになりました。
サツマイモに多く含まれる栄養素で、目の健康に良いとされるものは?
解説:
サツマイモ、特に黄色や橙色の品種には、β-カロテンが豊富に含まれています。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、目の健康維持や視力の保護に役立ちます。また、強い抗酸化作用があり、免疫機能の向上や皮膚の健康維持にも効果があるとされています。紫芋には別の抗酸化物質であるアントシアニンが含まれています。
日本でサツマイモが広く栽培されるようになった主な理由は?
解説:
江戸時代、度重なる飢饉や食糧不足の対策として、サツマイモは積極的に栽培が奨励されました。特に青木昆陽(あおきこんよう)という学者が8代将軍・徳川吉宗の命を受けて普及に尽力しました。サツマイモは痩せた土地でも育ち、台風や干ばつにも強く、収穫量も多いため、飢饉に備える「救荒作物(きゅうこうさくもつ)」として重宝されました。
焼き芋にすると甘くなるのはなぜ?
解説:
サツマイモには「アミラーゼ」という酵素が含まれており、加熱するとこの酵素が活性化します。アミラーゼはデンプンを麦芽糖などの糖に分解する働きがあります。特に60℃前後でもっとも活性が高まり、焼き芋や蒸し芋にすると、ゆっくり加熱される過程でデンプンが糖に変わることで甘くなります。一方、電子レンジなど急激に加熱すると酵素が早く失活するため、あまり甘くならないことがあります。
次のうち、サツマイモの品種ではないものはどれ?
解説:
「十勝こがね」はサツマイモではなく、ジャガイモ(馬鈴薯)の品種です。サツマイモとジャガイモは全く異なる植物で、サツマイモはヒルガオ科、ジャガイモはナス科に属します。日本の主なサツマイモの品種には、「紅はるか」「安納芋」「ベニアズマ」のほか、「鳴門金時」「シルクスイート」「パープルスイートロード」などがあります。
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